# 2026-07-20 (Mon) #01 [knowledge] 非営利組織とは〜知らない人のために〜  非営利組織について世のなかでは無償ボランティアだと誤解されている方が圧倒的に多いのですが 違います。  まずは内閣府のホームページから引用します。 ``` 「NPO」とは「Non-Profit Organization」又は「Not-for-Profit Organization」の略称で、様々な社会貢 献活動を行い、団体の構成員に対し、収益を分配することを目的としない団体の総称です。 したがって、収益を目的とする事業を行うこと自体は認められますが、事業で得た収益は、様々な社会貢献 活動に充てることになります。 このうち、特定非営利活動促進法に基づき法人格(注)を取得した法人を、「特定非営利活動法人(NPO法人)」 と言います。 NPOは法人格の有無を問わず、様々な分野(福祉、教育・文化、まちづくり、環境、国際協力など)で、社会の 多様化したニーズに応える重要な役割を果たすことが期待されています。 ``` この文言を読むときに一つ注意していただきたい点があります。 「収益」という言葉は、会計では「売上など」を指すこともありますが、この内閣府の説明では「事業で得た利益(余剰金)」という意味で使われています。 団体を運営するには、人件費、家賃、光熱費、車両や船舶・航空機の維持費など、さまざまな経費がかかります。これらは事業を行うための必要な支出です。 そのため、事業で得た売上からこれらの経費を差し引いた結果として利益(余剰)が生じることがあります。 株式会社であれば、その利益を株主への配当や内部留保などに充てることができます。一方、NPOなどの非営利団体では、利益を構成員へ分配することはできません。利益が出た場合は、団体の目的である社会貢献活動や、翌年度以降の事業のために活用されます。 つまり、「非営利」とは「利益を出してはいけない」という意味ではなく、「利益を関係者へ分配しない」という意味です。収益事業を行うこと自体は認められています。  専門的には、会計や法令上の用語の使い方にはさらに細かな違いがあります。ここでは、非営利団体の仕組みを初めて知る方向けに、大まかなイメージとして説明しています。  企業会計、非営利団体の会計を担当されている方などからみるとツッコミどころ満載かとは思いますが、何もご存知ない方向けの概略説明であるということもあり、その点ご容赦いただければ幸いです。